ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) アルマンド HWV 438

Händel, Georg Friedrich:Suite Allemande HWV 438

作品概要

楽曲ID:30428
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:3分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (415文字)

更新日:2024年8月18日
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半音階的進行や、ナポリの6、ピカルディー終止等を鑑みたとき、楽天的要素は少なく、ある種の悲しみの表現でもあると感じます。故に表現を強く、強弱の差を広く保って良いと思います。

基本的には3~4声で進んでいきます。ソプラノとアルトの位置がかなり近く、どちらもト音記号の中で書かれており、右手が担当するように書かれています。奏者は可能な限り、ソプラノとアルトの声部を独立させるべく、別声部として聴かせるように工夫してみて下さい。

前半は、5小節目から音量を上げ始め、8小節目がピークポイントになるように方向性を持たせます。後半は、人によって意見が異なると思いますが、15~16小節目でテンションが上がって良いと思います。16小節目の2拍目より、下行形シークエンスがスタートしますので、ここから徐々に音量を下げていきますが、19小節目1~2拍目にナポリが来ますので、ここをもう1つのピークポイントとし、そこから再び徐々に音量を下げていきます。

執筆者: 大井 和郎
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