ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) エア HWV 436

Händel, Georg Friedrich:Suite Air HWV 436

作品概要

楽曲ID:30425
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:4分20秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (381文字)

更新日:2024年8月18日
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曲は前半・後半と2つに分かれていますが、実際には3つと考えます。即ち、d-moll(1~8小節間)、F-dur(9~16小節間)、d-moll(17~25小節間)の3つと考えます。

冒頭、d-mollのメロディーラインは、4小節目まで上行し、5小節目で、このエアの最高音であるBに達します。そこまでが上行ですので、テンションをBに向かって上げて行き、Bにたどり着いたら、徐々に衰退して8小節目で終わるようにします。

F-durのセクションは柔らかく、穏やかに演奏します。17小節目にてBがナチュラルになりHに変わったところで雰囲気を変えるようにします。後半は最高音Bまで達しないものの、20小節目でAに達しますので、ここをピークポイントとします。

エアーとは歌ですが、歌曲的な要素があるとし、ソプラノのメロディーラインを歌の部分と考え、全体を感情的に表現してください。

執筆者: 大井 和郎
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