ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) サラバンド HWV 440

Händel, Georg Friedrich:Suite Saraband HWV 440

作品概要

楽曲ID:30400
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:4分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (387文字)

更新日:2024年8月18日
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即興性は必要とされながらも、どうしても守って欲しい事があります。それは如何なる状況においても「3拍子」を保つことです。あまりにも時間がかかりすぎて4拍子に聞こえたり、タイミングがくるってしまってはいけません。トリル等の装飾音で必要以上に時間を取らないようにします。逆に言うと、4分音符のような長い音符はそれなりに時間を取らなければ、細かい音符と辻褄が合わなくなってしまいます。これが一点重要な事です。

もう1つは方向性を失わないようにします。前半は6小節目をピークポイントとし、そこに向かって音量を上げて行きます。

後半は、13~16小節間がg-mollに転調しますので、この辺りか、あるいは、17小節目から上行する19小節目辺りか、この辺の決定は奏者に委ねられます。いずれにせよ、後半も調毎にカラーを変え、ピークポイントを決め、そこに向かう方向性を失わないようにしてください。

執筆者: 大井 和郎
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