ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) アルマンド HWV 439

Händel, Georg Friedrich:Suite Allemande HWV 439

作品概要

楽曲ID:30382
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (374文字)

更新日:2024年8月18日
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このアルマンドは前半22小節、後半26小節で構成されており、4小節単位、あるいは8小節単位で進むクリアーな形式ではありません。

このアルマンドの特長としては、小節線が必要ないほど横に流れることが大切で、「妨げたくない永遠の流れ」とでも表現したくなるほど、ラインは横に流れるように演奏します。そのためには、平坦な強弱を避け、レガートで16分音符を演奏する事がヒントとなります。

曲中にはいくつかのピークポイントがあり、前半ではB、後半ではCが最高音になりますが、決して深刻ではなく、プレッシャーを与えるような強い表現でもありません。それよりは美しく横に流れる穏やかな流れを大切にして、硬く鋭い表現や、ドライな表現を避けるようにします。

ペダルはそれらの流れをスムーズに進ませるために、瞬間的に用いるペダルを使用し、極力16分音符の濁りを避けるようにします。

執筆者: 大井 和郎
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