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モーツァルト :ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 K.39

Mozart, Wolfgang Amadeus:Konzert für Klavier und Orchester Nr.2 B-Dur K.39

作品概要

楽曲ID:256
作曲年:1767年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:14分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (686文字)

更新日:2008年2月1日
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モーツァルトのオリジナルなピアノ協奏曲は第5番からであり、1767年、11歳のときに生み出された第1~4番のピアノ協奏曲は、他人のピアノ・ソナタの編曲である。原曲は主にパリで活躍していたドイツ系作曲家のものであり、旅行中の交流によって、モーツァルトに強い影響を与えた。父レオポルトは彼らの作品の楽譜を持ち帰り、息子に協奏曲の作曲を練習させたのだろう。自筆譜には、父親の筆跡も残っている。

当時のパリはヨーロッパにおける文化的中心地であった。1760年代、各地を訪れていたモーツァルト父子がパリに滞在したのは63年11月からの5ヵ月間と66年5月からの2ヶ月間である。2度のパリ訪問を含むこの西方旅行によって、少年モーツァルトはさまざまな音楽を吸収し、作曲の幅も広げることになった。4曲のピアノ協奏曲はその成果のひとつといえよう。

各楽章の原曲は以下のとおり。

第1楽章=H. F. ラウパッハ(1728-78)、作品1-1(第1楽章)

第2楽章=J. ショーベルト、作品17-2

第3楽章=H. F. ラウパッハ、作品1-1(第3楽章)

ヘルマン・フリードリヒ・ラウパッハ(1728-78)は北ドイツに生まれ、サンクト・ペテルブルクで活躍した音楽家。モーツァルトと出会ったのは、ちょうどロシアを出てパリに来ていた1766年と思われる。パリで活躍していたヨハン・ショーベルト(c1735-67)は、少年モーツァルトに大きな影響をもたらし、《クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ》K. 6~9作曲のきっかけを与えたと考えられている。ただ、父レオポルトは彼に好印象をもたなかったらしい。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:5分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:5分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第3楽章

総演奏時間:3分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

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