パルムグレン :3つの情景による夜想曲 夜の歌 Op.72-2

Palmgren, Selim:Une nocturne en trois scene "Chant de nuit" Op.72-2

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:3分10秒

解説 (1)

解説 : 小川 至 (363文字)

更新日:2018年6月14日
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2番《夜の歌》

ヘ短調 ノン・トロッポ・レント 三部形式

1番のオスティナートとして使われたモティーフが低音部に移り、主要旋律もそれを模したものが展開される。第1番が全体として高音部で展開されていたものと効果的な対比が成されている。旋律は基本的に第1番に引き続きコラール風の和音進行によって書かれているが、時折見せる非和声音が作品の特徴を生んでいる。経過部を経た後、中間部は高音域に移り、分散和音によるピアニスティックなパッセージを伴いながら、カデンツァ風の走駆を経て主要旋律へと戻ってゆく。後半部は前半部分と同じ進行となるが、音域も上下に1オクターブづつ拡張され、その音も和音によって大きく拡大されている。「全ての力で(tutta forza)」の指示を伴いながら、非常にスケールの大きな盛り上がりを見せて作品は幕を下ろす。

執筆者: 小川 至
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