サン=サーンス :動物の謝肉祭 象

Saint-Saëns, Camille:Le carnaval des animaux "L'elephant"

作品概要

楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:1分50秒

解説 (1)

解説 : 中西 充弥 (283文字)

更新日:2019年1月6日
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 こちらもパロディーとして有名であるが、ベルリオーズの《ファウストの劫罰》より「妖精の踊り」とメンデルスゾーンの《真夏の夜の夢》の「スケルツォ」の引用がされている。どちらも妖精がテーマであるから、象たちはあの巨体にかわいらしい妖精の羽を付けて行進しているのである。このシュールな光景を思い浮かべてワッハッハ…と笑って頂きたい。そしてこれは純粋に仮装行列の視覚的なおかしみの効果を狙ったものであり、ベルリオーズを批判している、等の穿った見方はやはり不要である。ベルリオーズは若き日のサン=サーンスを引き立ててくれた恩人の一人であり、敬愛する作曲家の一人であったからだ。

執筆者: 中西 充弥

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