ショパン :マズルカ(遺作) ハ長調 Op.68-1
Chopin, Frederic:Mazurka C-Dur Op.68-1
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:応用7 発展1 発展2 発展3
マズルカ第46番(遺作)の解説 : 齊藤 紀子 (402文字)
1曲目と3曲目は1835年に、4曲目は1846年に、2曲目は1948~1949年ごろに作曲された。作品68の4つのマズルカと共に、ショパンの死後、フォンタナの編纂により1855年に出版されている。正式な献呈ではないが、1曲目はアンナ・ムオコシエヴィチ嬢に、3曲目はアデリーナ・ホフマン夫人に贈られたと考えられている。
1曲目のト長調はヴィヴァーチェのマズルである。そして、4小節の序奏を持つ
2曲目のト短調は前述の通り、晩年の作品と考えられている。冒頭にはカンタービレと記され、マズルによる中間部を持つクヤヴィアクとなっている。
3曲目のハ長調はアレグレット。ワルツのような性格も持つ3部形式によるオベレクである。
4曲目のイ短調はモデラート・アニマート。3部形式によるクヤヴィアクとなっている。中間部では、同主長調のイ長調に転調する。
※クヤヴィアク、マズル、オベレクの説明はこちら(佐藤展子さんの連載ページ)。
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