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ムソルグスキー : 組曲「展覧会の絵」 2.古城

Mussorgsky, Modest Petrovich : Tableaux d'une exposition  No.2 "Il vecchio castello"

作品概要

楽曲ID:23133
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:4分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (2)

解説 : 伊藤 翠 (164 文字)

更新日:2019年1月6日
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冒頭のものより幾分やさしげな《プロムナード》を挟んでから、場面は中世の幻想へと変わる。題名の通り「古城」の前で、吟遊詩人がリュートを奏でながら歌っているのだろう。初めから終わりまで、左手が奏す哀愁ただよう音型はリュートの音色そのものである。管弦楽版ではこの左手部分はファゴット、右手の甘美な旋律はアルトサックスで演奏されている。

執筆者: 伊藤 翠

解説 : 齊藤 紀子 (119 文字)

更新日:2019年1月6日
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プロムナードの要素を持つ挿入的な部分からアタッカで続けられる。アンダンティーノ・モルト・カンタービレ・エ・コン・ドルチェの標示。8分の6拍子で書かれている。曲は低く鳴り響く空虚5度で開始。その伴奏に乗り、哀愁を帯びたメロディーが歌われる。

執筆者: 齊藤 紀子