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ムソルグスキー : 組曲「展覧会の絵」 プロムナード

Mussorgsky, Modest Petrovich : Tableaux d'une exposition  "Promenade"

作品概要

楽曲ID:23131
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (2)

解説 : 伊藤 翠 (203 文字)

更新日:2019年1月6日
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5/4拍子と6/4拍子が交替しながら、冒頭から素朴で力強い主題があらわれる。これはロシアの旋法によるもので、「ハルトマンの遺作展に足を運んだムソルグスキーの歩く様子」を表したものである。つまり、この《プロムナード》は形を変えながらこの後も曲間で挿入されるが、それはムソルグスキーが次の絵へと移動している様子を表現している。管弦楽版では、各々の《プロムナード》が異なる楽器で奏されていくという点も、興味深い。

執筆者: 伊藤 翠

解説 : 齊藤 紀子 (203 文字)

更新日:2019年1月6日
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アレグロ・ジュスト・ネル・モード・ルッシコ・センツァ・アッレグレッツァ・マ・ポコ・ソステヌートで、4分の5拍子と4分の6拍子が混在する。ガルトマンの遺作展に足を運んだムソルグスキーの歩く様子を表している。ロシアの旋法を色濃く前面に打ち出したこの断章は、形を変えたりしながら、所々に挿入される。まず、メロディーのみが1本のラインとして提示され、その後、オクターヴや和音に重ねた厚いテクスチュアで仕立てられる。

執筆者: 齊藤 紀子

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