ベートーヴェン :6つのバガテル 第1番 Op.126-1 ト長調

Beethoven, Ludwig van:6 Bagatellen Nr.1 G-Dur Op.126-1

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:バガテル
総演奏時間:3分00秒

解説 (1)

解説 : 鐵 百合奈 (371文字)

更新日:2019年10月6日
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Andante con moto 歩く速さで、動きをもって

Cantabile e compiacevole 歌うように、そして楽しそうに気持ちよく

冒頭のコラール風の8小節が、自由に変奏されていく。第9小節目からは弦楽伴奏を伴うソロ歌唱のよう。それが第17小節目からは弦楽三重奏を思わせ、第21小節目listesso tempo1拍の長さを変えずに同じ速さで」以降、器楽的なテクスチュアにほどけていき、第30小節目molto ten. non troppo presto「とてもテヌート(音を充分に保持して)で、速すぎずに」から優雅なカデンツァになる。音が舞い遊んで戻ってきたテーマはさらに豊かな彩色を施されて変容し、命を得たバスが2オクターヴ半もの広範囲を降りていく。曲尾は左右の手が交差し、大切なものを両手でそっと包み込むように終える。

執筆者: 鐵 百合奈

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