ベートーヴェン :7つのバガテル 第2番 Op.33-2 ハ長調

Beethoven, Ludwig van:7 Bagatellen Nr.2 C-Dur Op.33-2

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:バガテル
総演奏時間:3分00秒

解説 (1)

解説 : 鐵 百合奈 (382文字)

更新日:2019年8月24日
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Scherzo allegro スケルツォ(諧謔的に、おどけて)、快速に

スケルツォ部分の楽節構造は、偶数を基本とする整然としたものだが、弱拍の特徴的なアクセントによって、まるで不均等であるかのように滑稽な印象を聴く者に与える。スケルツォの16小節間は(4+4+2+2+1+1+1+1)と、フレーズの尺が半分になっていく構成である。これはまるで、千鳥足で何かにつまずきながら坂道を転げ落ちていく様子を、コミカルに描いているようだ。Minore(短調部分)は平行調のイ短調になり、息の長い旋律が歌われる。中間部Trioは2小節ごとに左右の役割が入れ替わる。2拍目にsfが付されているため拍節感が希薄でなぞかけをされているよう。スケルツォの再現はリピート部分が細分化による変奏になっており、その流れのまま続くコーダは末尾がどんどん縮められ、最後は笑い声のこだまで終わる。

執筆者: 鐵 百合奈

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