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プロコフィエフ :10の小品 ユーモラスなスケルツォ Op.12-9

Prokofiev, Sergei Sergeevich:10 Pieces Scherzo humoristique Op.12-9

作品概要

楽曲ID:22893
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:スケルツォ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3

楽譜情報:1件

解説 (1)

解説 : 山本 明尚 (327文字)

更新日:2021年4月9日
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グリボエードフの有名な喜劇『知恵の悲しみ』第3幕冒頭の主人公の台詞から「あいつらは嗄れ声の奴、首吊り野郎、ファゴット……」という断片が、エピグラフとして引かれている。加えて本曲はのちに4本のファゴットのために編曲されており(作品12bis)、全体が四声体の声部で分かち書きされていることも併せ、ある程度この楽器を念頭に置いていたと考えてもよいだろう。主部では小気味よいスタッカートと前打音による伴奏から、同じくスタッカートを基調とする跳躍音程による二声部の主題が奏でられる。対比的な中間部は、コラール的な和声進行により、荘重さを醸し出している。

プロコフィエフがペテルブルク音楽院で薫陶を受けた名伯楽、ニコライ・チェレプニーン(1873〜1945)に献呈。

執筆者: 山本 明尚
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