バッハ :3つのメヌエット 第1番 BWV 841 ト長調

Bach, Johann Sebastian:3 Menuette  Nr.1 G-Dur BWV 841

作品概要

楽曲ID:22588
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:1分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
原曲・関連曲: バッハメヌエット

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (422文字)

更新日:2024年4月21日
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躍動的では無く、わりとしっとりと滑らかに弾いて良い曲です。それには、フィンガーペダルがこの曲を助けます。例えば冒頭8小節間のバスを抽出すると、

1 G A

2 H G

3 D C D

4 G A H

5 C E

6 C

7 H C D

8 G G

となります。普通にペダルを踏んでも構わないとも思うのですが、2小節目左手の2~3拍間のような、「音階」の部分にペダルを踏むと、濁ってしまいますのでそれは避けます。そうすると、2拍目のバスの音であるGを5の指で弾き、それを押さえたまま後の音を弾くと、実際のペダルは踏みませんので音階の濁りは生じず、かといってバスも無くならない理想の演奏となります。

21小節目のような場所に、実際にペダルを使ってしまうと、まず、1拍目の右手のトリルが残ってしまいます。よしんば2拍目でペダルを変えたとしても、今度は左手のFisが残ってしまい、次のGと濁ります。

実際のペダルを控え、フィンガーペダルにてバスを残すように弾いてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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