バッハ :5つの小プレリュード 第1番 BWV 939 ハ長調

Bach, Johann Sebastian:5 kleine Praeludien Nr.1 C-Dur BWV 939

作品概要

楽曲ID:22583
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (471文字)

更新日:2023年11月20日
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まず、1~3小節間、左手に全音符がタイで繋がれている、ペダルポイント(オルガンポイント)(保続音)があり、例えばパイプオルガンであれば太いベースのパイプが鳴っていると想像できますので、ここをフォルテにします。そうしないと、ベースが十分に伸びてくれません。

そして、9~11小節間を見てみると、上行形シークエンスになり、12小節目でカデンツになります。さらに13小節目で両手ともにテーマ(主題)になり、さらに14小節目で16分音符が出てきてテンションも高まりますので、単純に、9小節目以降、16小節目までフォルテとします。

1~3小節間がフォルテ、9~16小節間がフォルテとなると、5~8小節間の音量を落とすことが必須になります。従って、5~8小節間はG-durですが、音量を落とした美しいG-durを演奏してください。9小節目の1拍目までピアノ(p)を保ってください。

その上で、右手の話ですが、4小節目の最高音がE、5小節目でD、7小節目でC、9小節目でH、と音階順に下がってきますので、音が下がっていくほど、ディミヌエンドをかけてみてください。

執筆者: 大井 和郎

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