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バッハ :6つの小前奏曲 前奏曲 第3番 BWV 935 ニ短調

Bach, Johann Sebastian:6 kleine Praeludien Prelude Nr.3 d-moll BWV 935

作品概要

楽曲ID:22579
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7 発展1 発展2

楽譜情報:7件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (480文字)

更新日:2023年11月20日
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割と速めのテンポで弾かれるプレリュードです。このプレリュードは、前半は、全てのフレーズが4小節単位で進むと考えてください。後半に関しては様々分け方がありますが、一例として、25~28、29~32、33~36、37~39,40~44、45~48 と、不規則になります。

前半・後半とも、それぞれのピークポイントは、前半が5つめのフレーズである、17~20をピークと考え、後半は、37~39,あるいは、40~44のどちらかとします。

勿論ピークポイントに至るまで、各調に転調したり、シークエンスを辿ったり、左右が入れ替わったり、主題がインヴァージョンになったりと、色々ありますので、それぞれのフレーズに適切な音量と音質を与えます。

このプレリュードには、前半2箇所にトリルが出てきます(4小節目と23小節目)。後半にはありません。この前半2つのトリルですが、トリルの次の音までトリルを弾き続ける、長めのトリルと考えて良いと思います。

また、前半・後半とも、最後の小節である、24小節目と48小節目は、2つの付点2分音符を右手で取り、残りの8分音符を左手弾くと楽に弾けます。

執筆者: 大井 和郎