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バッハ :9つの小前奏曲 第8番 BWV 931 イ短調

Bach, Johann Sebastian:9 kleine Praeludien Nr.8 a-moll BWV 931

作品概要

楽曲ID:22575
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:0分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報: 0件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (452文字)

更新日:2024年1月8日
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即興性が重要なプレリュードです。多くの装飾音は即興的に演奏するのですが、果たしてテンポはどのくらいで進めば良いのかという話になります。

4小節目1拍目にGisが来て、これはa-mollの導音ですので、自然なのですが、2拍目に突然Gナチュラルが来ます。これは、G-durに誘導する為なのですが、装飾音や、このような急激な転調(ハーモニックシークエンスと考えても良い)を鑑みたとき、やはり、Adagio程度のテンポで進むべき曲であると考えられます。

この曲の最高音(最も高いところに位置する音)は、2小節目4拍目のFと、7小節目1拍目のFになります。1~3小節間はa-mollのテーマが来て、4~5小節間下行形シークエンスが来ますので、徐々に音量を下げ、今度は6小節目から、急激に上行し、7小節目の1拍目のFにクレシェンドで到達するようにします。

2小節目のFよりも、7小節目のFの方がテンションはそのような意味では高いです。

7小節目のFに達したら、そこから徐々に衰退し、ピカルディー終止で厳かに終わってください。

執筆者: 大井 和郎
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