作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(547 文字)
更新日:2024年4月1日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (547 文字)
更新日:2024年4月1日
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装飾音がとても多く、細かい音符(32分音符)が多く出てきますので、まずはそれらを弾ける余裕のある、忙しく聴こえないテンポ設定をします。かなり遅いテンポで良いと思います。
遅いテンポに設定すると、間延びしてしまう退屈な音楽になりやすくなりますので、方向性や、和音によっての音質や音量の工夫が必要になります。
前半、4小節単位x2と考えます。1小節目のテーマを弾いたときと、5小節目の同じテーマを弾いたときとでは、使われる和音が全く違います。5小節目は借用和音ですが、次の小節でh-moll、そのあと8小節目はE-durで終わります。この、1~4小節間と5~8小節間では全く雰囲気が異なりますので、その違いを付ける様にして下さい。テンションが高いのは明らかに、5~8小節間になります。
続いて後半は9小節目からテーマが始まりますが、これが最終的に、1オクターブ高いところから始まる21小節目をピークポイントとします。そこまでの流れを見ると、左手の音符が徐々に増えてくるのがわかります。そして左右共に17小節目で16分音符の上行と下行で、クレシェンドしていき、21小節目のピークにに向かう様にします。
その後、25小節目でA-durのテーマに戻りますが、ここは穏やかに納め、そのまま衰退して終わってください。
執筆者:
大井 和郎
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楽譜
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