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バッハ :イギリス組曲 第1番 クーラント IIと2つのドゥーブル BWV 806

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.1 Courante II avec deux Doubles

作品概要

楽曲ID:22550
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:15件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (368文字)

更新日:2024年4月1日
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まずこのクーラントIIと2つのドゥーブルは、全て1つのテンポにしなければなりませんので、最も細かい音符が多く登場するドゥーブルIを弾いて、左手の16分音符に無理がないテンポを選ぶのですが、そもそも、このクーラントIIが、2/3拍子で書かれている、フランススタイルのクーラントであることから、基本的には決して速くは演奏しません。

2/3拍子で書かれているクーラントは決して速くは弾かないことが、このクーラントで証明されているが如く、最初に弾かれるクーラントIIの装飾音を見たとき、速いテンポでは無理が生じ、実に落ち着きのない演奏となってしまうことが歴然と見て取れます。ドゥーブルI は、最も細かい音符が多く登場しますが、これを弾いたときでさえも、ある程度の落ち着きが欲しいところです。

推奨するテンポとしては、2分音符=60位をお勧めします。

執筆者: 大井 和郎
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