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バッハ :協奏曲とフーガ BWV 909 ハ短調

Bach, Johann Sebastian:Concerto e fuge c-moll BWV 909

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:9分50秒

解説 (1)

執筆者 : 朝山 奈津子 (294文字)

更新日:2008年5月1日
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協奏曲楽章とフーガを組み合わせたきわめて珍しい例であるが、音楽内容から、バッハの作ではないと考えられる。

協奏曲は、トゥッティ部分を「アンダンテ」、ソロ部分を「アレグロ」と称する。1回目の「アレグロ」と2回目のそれは、左右を入れ替えた形になっている。が、トゥッティはすぐには回帰せず、三和音の連打と華麗なパッセージワークが延々と続く。こうした様式は鍵盤曲と室内楽とを問わず、バッハのものではあり得ない。

フーガの主題も、バッハの典型とはほとんど似つかない。ばかりか、対位法的な展開はほとんど行なわれず、声部書法はきわめて自由で、トッカータ風の走句や両手による和音の連打が随所に挿入されている。

執筆者: 朝山 奈津子
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