スクリャービン :24の前奏曲 第1番 Op.11 ハ長調
Scriabin, Alexander:24 Preludes Vivace C-Dur
解説 : 齊藤 紀子 (178文字)
第1曲目 ハ長調 2分の2拍子 ヴィヴァーチェ
23歳の時にモスクワで作曲した作品。5連音符の3つ目の音が拍頭にくるクロス・フレーズが用いられている。また、6度音を付加した和音の使用も、ショパンの前奏曲の第1曲目に通じるものとなっている。25小節という短さのこの曲は、その中にルバートやアッチェレランドの指示があり、全体を把握した構築をすることが求められる。
24の前奏曲 第1番 ハ長調
24の前奏曲 第1番