スクリャービン :10のマズルカ 第4番 Op.3-4 ホ長調
Scriabin, Alexander:10 Mazurkas Moderato E-Dur Op.3-4
解説 : 山本 明尚 (160文字)
前曲から一転してやや大規模な構築感を持つマズルカ。冒頭で演奏される素朴な単旋律は長調の主要部分では右手の高音で、短調の副次部分では左手で演奏され、主部の主役を担っている。トリオはそれ自体が三部形式をなしており、対位法的なテクスチャによるダイナミックな旋律とオクターヴによる伴奏が対置されている。短いが華麗なコーダも特色。
10のマズルカ 第4番,Op.3-4
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