ショスタコーヴィチ : 24のプレリュードとフーガ 第11番 Op.87-11 ロ長調
Shostakovich, Dmitry Dmitrievich : 24 Preludes and Fugues No.11 H-Dur Op.87-11
作品概要
解説 (1)
解説 : 山本 明尚
(282 文字)
更新日:2021年1月9日
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解説 : 山本 明尚 (282 文字)
更新日:2021年1月9日
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前奏曲(アレグロ、1950年12月9日完成)は、おどけた喜ばしい楽曲。伴奏の音型は祭で演奏されるバグパイプや太鼓を連想させる。それまでの穏やかな喜ばしさは、終盤で唐突に遠隔調での断片的なコラールが差し挟まれることで中断されるが、すぐにロ長調の元の曲想に戻り、フーガへと導かれる。
フーガ(3声、アレグロ、1950年12月11日完成)は、弾むようなスタッカートとシンコペーションに満ちた楽しげな主題による、急速で活き活きとした楽曲。4小節に渡る16分音符が主となる対唱や、4分音符のアクセントを含んだ信号音的な楽句も、エネルギッシュな主題にさらなる推進力を与えている。
執筆者:
山本 明尚
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