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シベリウス : 5つの小品(花の組曲) つりがね草 Op.85-5

Sibelius, Jean : 5 Pieces (Die Blumen) "Campanula" Op.85-5

作品概要

楽曲ID: 21387
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (676 文字)

更新日:2025年11月25日
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一見とりとめも無い曲に見えるかも知れませんが、横のラインを追っていくことで、フレーズが明確になります。この曲は、メロディーラインが、ほぼ、順次進行(2度)で進んでいくとお考え下さい。これが前提になります。

例えば、冒頭1小節目2拍目より、D CisH A Fis D E Fis Gis A H Cis 1つのフレーズで、それに対して5小節目2拍目から、D Cis H A Fis D E Fis Gis A H Fis と返ってきます。

その次に、9小節目2拍目より、G Fis E Dis Hcisは装飾と見なす)Gis Ais h Cis Dis Dis D Cis に対し、13小節目2拍目裏拍より、D Cis H A Gis Fis Gis A H Cis D E Fis  ここ16小節目でアルペジオが入りますがその最後の音であるGisに、その前15小節目の最後のFIs から繋がると考えます。

このように2度ずつ追っていくことでフレーズがクリアーになります。この曲のピークポイントは可能性としては、25小節目でメロディーラインがDに到達する所かも知れません。

この曲は、フレーズを理路整然とさせるために、タイミング(拍の数え)は厳格に進ませて下さい。

音楽的に、この曲は完全な夢の世界とお考え下さい。その情景、全てが、最後の小節でぐるぐると頭の中を廻り消えていきます。

執筆者: 大井 和郎

楽譜

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