グリーグ : 抒情小品集 第3集 小鳥 Op.43-4
Grieg, Edvard Hagerup : Lyriske smastykker No.3 "Liden fugl" Op.43-4
作品概要
解説 (2)
解説 : 池田 愛美
(83 文字)
更新日:2022年2月28日
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解説 : 池田 愛美 (83 文字)
8分の6拍子、ニ短調。32分音符によるトリルが小鳥のさえずりを連想させる。トリルは軽やかに、そして両手で同時に演奏する際には縦のラインをそろえて弾くことが求められる。
演奏のヒント : 大井 和郎
(595 文字)
更新日:2022年5月20日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (595 文字)
この辺のレベルになれば、どのように弾けば良いのか、仕上がりの善し悪しは既におわかり頂けるという前提でお話しいたします。そこでダイナミック関連に間して少しの助言があります。
例えば、1-8小節間、冒頭に書かれている p 以外はダイナミック表示が無いですね。しかしながら全く平坦に p で弾くのも良くないです。分析をしてみましょう。
1-8小節間は2つのフレーズに分かれ、4小節目2拍目表拍までが1つ、それ以降が2つ目と考えます。
注目すべきは32分音符のユニットです。例えば冒頭のABABAという音形ですが、Bが非和声音と考え、ここの和音は、D F A と考えます。次のユニットのDEDEDは、Eが非和声音と考え、ここの和音はGHDと考えます。その要領で行くと次の和音は、D F A、次が、B D F、次が、D F A、次は新たなフレーズに入り、最初は、 F A C、次が、A C E、そして7小節目の和音は、D E Gis C と考えます。
こうすることで、和音の進行だけが分かるようになりました。各和音を弾いてみて、どこの和音がもっともテンションが高く、またどの和音がもっともテンションが下がる和音か考えてみてください。通常、音が高い位置にあれば、感情も高ぶると考えても良いのですが、和音の種類によっても雰囲気は変わってきますので、必ずしも音の高低だけで判断せず、和音の性格も含めてみてください。
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