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三輪 眞弘 :虹機械 公案-001

Miwa, Masahiro:Rainbow Machine Koan-001

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (1)

総説 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (569文字)

更新日:2018年3月12日
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「虹機械」というタイトルの作品は過去に2つあり、一つは 2008年に甲斐史子(vn)+大須賀かおり(pf)のユニット”ROSCO”に演奏を依頼した「ふたりの奏者のための単旋律」、そしてもう一つは、かつての四 谷アート・ステュディウムでぼくが担当していた授業で知り合った田中翼さんの要望に応えて書かれた「第二番 7つの照射」である。そしてこの「公案-001」は両作品と同様のコンセプトと、さらに発展させたアルゴリズムによって創られた3作目であるが、それはこの題名で作品をシリーズ化することを意図したからではなく、 前2作のどちらにも作品としてまだ何か「もの足りない」ところを感じていたからだ。つまり、この作品の委嘱者でもある大井浩明氏に演奏してもらえるという前提のもとで、ぼくは「虹機械」という2008年のアイデアを、この作品によってに十全に「成就」させるべく試みたのである。  前2作と同様、五度音程の積み重ねを基本原理とするセルフフィードバック・システムによって自動生成される単旋律はその過程において音域や調性の明瞭度などを変化させながら刻々と音楽的「気分」を変えていく。しかしその「気分」の起源は、変化を続ける音型パターンに対して繊細に、そして「機械のように」反応 するしかないぼくたち人間の側にあることは言うまでもない。(三輪眞弘)

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