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プーランク :フランス組曲(16世紀の)クロード・ジェルヴェーズによる FP.80

Poulenc, Francis:Suite francaise FP.80

作品概要

作曲年:1935年 
出版年:1935年 
初出版社:Durand
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:13分00秒

解説 (1)

執筆者 : 永井 玉藻 (945文字)

更新日:2018年3月12日
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1935年の作品。当初は、フランスの劇作家、エドゥアール・ブルデの劇『マルゴ』のための付随音楽として作曲された。この劇は、16世紀のフランス王、アンリ4世の妃で、「マルゴ王妃」と呼ばれていたマルグリット・ド・ヴァロワを主人公としていた。そのためプーランクは、劇の歴史的な側面を曲にどのように反映させるべきか、友人のナディア・ブーランジェにアドバイスを求めた。するとブーランジェは、フランス・ルネサンス期の1550年ごろに活動していた作曲家・編曲家の、クロード・ジェルヴェーズの舞曲をアレンジすることを提案した。この意見を元に、ジェルヴェーズの舞曲集《リーヴル・ド・ダンスリー Livres de danceries》を参照して仕上げられたのが、ピアノ組曲《フランス組曲》である。作品はブルデに献呈され、ブーランジェにはプーランクのサインが添えられた自筆譜コピーが贈られた。  作品は性格の異なる7曲から構成される。各曲の旋律はジェルヴェーズによるが、和声付けなどはプーランクの手によるもの。そのため、1曲目の「ブルゴーニュのブランル(陽気に、しかし急がないで)」や2曲目の「パヴァーヌ(重々しくメランコリックに)」からすでに、プーランク作品の特徴である、機能和声の枠にはまらない和音進行が垣間見える。その傾向は3曲目の「小さな軍隊行進曲(2倍速の歩調の動きで)」で、もっとも目立っているといえよう。4曲目の「コンプラント(静かに、そしてメランコリックに)」は、悲しく不幸な物語を主題とする民謡の一種。5曲目の「シャンパーニュのブランル(動きを持って、遅くならずに)」は、1曲目の「ブルゴーニュのブランル」と旋律部分に類似が見出せる。6曲目の「シシリエンヌ(とても優しく)」は、穏やかな中にもいきいきとしたリズムが聞かれるのが特徴的。7曲目の「カリヨン(とてもいきいきと)」では、タイトルのとおり、鳴り響く鐘のような和音連打が続く。  なお、作品はのちに、小編成オーケストラ用と、チェロとピアノ用の編曲も、プーランク自身によって作られた。オーケストラ編曲では、3曲目の「小さな軍隊行進曲」の速度表記が「率直に、いきいきと」、また7曲目の「カリヨン」の速度表記も「とても速く」に変更されている。

執筆者: 永井 玉藻

楽章等 (7)

ブルゴーニュのブランル

総演奏時間:1分30秒 

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パヴァーヌ

総演奏時間:3分00秒 

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小さな軍隊行進曲

総演奏時間:1分00秒 

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嘆き

総演奏時間:1分30秒 

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シャンパーニュのブランル

総演奏時間:2分00秒 

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シシリエンヌ

総演奏時間:2分30秒 

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カリヨン

総演奏時間:1分30秒 

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