ゲーゼ 1817-1890 Gade, Niels
解説:実方 康介 (323文字)
更新日:2010年1月1日
解説:実方 康介 (323文字)
楽器製造業の家庭に生まれ、幼少期ヴァイオリンに親しんだ。音楽家としてのキャリアをデンマーク王室のヴァイオリン奏者として開始。メンデルスゾーンとの交流からライプツィヒ音楽院の教師として進出。同地でシューマンとも親しくなった。デンマークに戻ったのち1850年からはコペンハーゲン音楽協会の指揮者に就任し、1866年からは同地の音楽院で院長として教鞭をとった。音楽家、教育者として権威を持ち、北欧の音楽界の近代化に大きな貢献をした。グリーグやニールセンにも影響を与えた。その作品はドイツ・ロマン派の影響を受けながらも民族色の濃いもので、スカンジナビア諸国における所謂国民楽派の源流として位置づけられる。日本ではガーデ、ガーゼなどと表記されることもある。
作品(27)
ピアノ独奏曲 (6)
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