
解説:須藤 英子 (371文字)
更新日:2006年4月1日
解説:須藤 英子 (371文字)
東京芸術大学および大学院を経て、給費留学生としてパリ音楽院に留学。その後IRCAMにて、電子音響音楽やコンピュータ音楽を学び、80年代フランス最先端の音楽的影響を強く受けた。洗練の極みとも言うべき繊細かつダイナミックなその音楽は、今なおヨーロッパでも高い評価を得ている。作曲家としてのみならず、ピアニストとしても活躍。柔軟かつ強靭なテクニックと深い洞察力を持って、現代音楽からクラシックに至る幅広い分野で、絶大な信頼を得ている。これまでに作曲を間宮芳生、永冨正之、ベッツイー・ジョラス、セルジュ・ニッグに、ピアノ及びピアノ伴奏法を高良芳枝、アンリエット・ピュイグ=ロジェ、ジャン・ケルネルに師事。東京芸術大学助教授を経て、現在静岡音楽館AOI芸術監督。武井賞、中島健蔵音楽賞、尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、京都音楽賞実践部門賞など受賞多数。
執筆者:
須藤 英子
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プロフィール
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1953年生まれ。東京芸大、同大学院終了後、78年、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。卒業後も、各講習会やイディネレール、IRCAMにおいて、電子交響音楽やコンピュータ音楽を学ぶ。ピアニストとして、内外の主要オーケストラにソリストとして数多くの初演に携わる一方、名手たちと共演し、伴奏、室内楽奏者としても活躍。作曲家としては、4曲のフランス文化庁委嘱作品をはじめ、数多くの委嘱作品があり、著名なアンサンブルやソリストたちによって演奏、放送され、主要作品はアンリ・ルモワンヌ社(パリ)より出版されている。その多彩な活動により各方面から多大な評価を受けている。武井賞(90年)、第13回中島健蔵音楽賞(95年)、第44回尾高賞、第46回芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(96年)、第35回サントリー音楽賞(2004年)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005年)を受賞。90~2002年、東京芸大助教授。2005年より静岡音楽館AOI芸術監督。
作品(17)
ピアノ独奏曲 (4)
室内楽 (1)
種々の作品 (2)
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