タネーエフ, セルゲイ 1856-1915 Taneyev, Sergey
解説:樋口 愛 (392文字)
更新日:2007年10月1日
解説:樋口 愛 (392文字)
ウラディミール出身のピアニスト、教育者。1866年にモスクワ音楽院に入学。ピアノをニコライ=ルービンシュタインに作曲をピョートル・チャイコフスキーに師事。卒業後は、ピアニストとして活躍。1875年にはモスクワにてチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番初演、1882年にはピアノ協奏曲二番世界初演を任された。1887年、母校モスクワ音楽院の和声、楽器法、ピアノ科教授に就任。アレクサンドル・スクリャービン、セルゲイ・ラフマニノフ、アレクサンドル・グラズノフ、セルゲイ・プロコフィエフ、ニコライ・メトネルなど優秀な音楽家達を育成した。また対位法の理論家として1909年には「可動的厳格対位法」を刊行した。ロシアの国民主義的な音楽よりもバッハやルネサンス期のカノンの研究に力を注いだ。よって作風は、ロシア的な音楽独特の叙情性というより、対位法と曲の構成力に力の入ったドイツ音楽的な傾向にあった。
作品(16)
ピアノ独奏曲 (9)
スケルツォ (2)
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ピアノ合奏曲 (3)
リダクション/アレンジメント (2)
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