まずはテンポ設定です。筆者の見ている楽譜には、テンポマーキングはありませんので、心地よいテンポを選ぶのですが、速め・遅め の2つに絞られてくると思います。これは筆者の個人的な感覚に過ぎませんが、筆者であれば、若干、気持ち速めかもしれません。
形式はABAで、最初のAは8小節になります。この8小節は4小節ずつに分かれ、2つの異なった素材が、1〜4小節間、5〜8小節間に分けられて書かれています。ここでへ、1〜4小節間と5〜8小節間の表情を変えて弾いて下さい。
Bセクションは、4小節ずつのシークエンスです。9〜12小節間よりも、13〜16小節間の方のテンションを若干あげて下さい。
17小節目からAが変奏で戻ってきますが、基本的に冒頭のAと同じく、4小節単位のフレーズです。しかし、2つめの(22〜25小節間)フレーズは、最後にもう一度繰り返されますので、26〜29小節間は、22〜25小節間よりも、音量を衰退させ、テンポも落としてゆっくり終わってください。