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モーツァルト : メヌエットとトリオ KV1e/f

Mozart, Wolfgang Amadeus : Minuet and Trio KV1e/f

作品概要

楽曲ID: 87422
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (635 文字)

更新日:2025年10月9日
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まず、タイミングを大事にしたいところです。聴いている人達の3拍子のカウントを崩さないように気をつけます。1つのセクションから次のセクションに行く際に、余計な時間を取ったりしないことです。カウントを止めずに次に進んで下さい。トリオからメヌエットに戻るときも同様です。

メヌエットで聴く側にとって、カウントが狂いやすい部分があります。12小節目3拍目より、13小節目いっぱいまでです。13小節目の右手、CAFisCAは、3拍目の様な印象を与え、ここでカウントが狂いやすくなります。解決法ですが、13小節目左手の、CA を弾くとき、CからAまでは決して切らずに、Aまでつなぎ、Aで短く切るようにします。たったこれだけのことで、13小節目は混乱無く3拍子として聴くことができます。

版によっては、トリオセクション、繰り返しのあとの8分音符2つが、右手にFEと書かれている版もあります。あれこれ調べましたが、ミスプリントであって、正しくは、GE になります。

このメヌエットもトリオも、上品さが必要です。そのためには重たい弾き方を避け、軽いスタッカートを使用して下さい。16分音符が左右の手にそれぞれ4つ現れるトリオのセクションは、そのまま演奏すると自動的に大きくなってしまいますので、音量を落として下さい。

執筆者: 大井 和郎

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