作品概要
楽曲ID:7322
出版年:1851年
初出版社:Kistner
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:18分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:※ 『ステファン・ヘラー ピアノ曲集 II』(カワイ出版、2014)より出版社の許可を得て転載。 カワイ出版ONLINE:http://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000006083
出版年:1851年
初出版社:Kistner
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:18分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:※ 『ステファン・ヘラー ピアノ曲集 II』(カワイ出版、2014)より出版社の許可を得て転載。 カワイ出版ONLINE:http://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000006083
解説 (1)
総説 : 上田 泰史
(646 文字)
更新日:2014年11月21日
[開く]
総説 : 上田 泰史 (646 文字)
更新日:2014年11月21日
[開く]
出版:Paris, J. Maho, 1851
献呈:Ses amis Le Couppey et Marmontel
第1 番 アレグロ・ヴィーヴォ 嬰ヘ長調
足取り軽い快活な散歩の始まり。A(a-b-a’-b’- コデッタ)-B(c-d-c’)-A’(a-b)- コーダと図式化される複合三部形式による。A(1 ~48 小節):中音域で静かに始まる冒頭の軽やかな足取り(a)は5 小節目で溌剌とした力強い歩調に変わる。スキップをするようなリズム動機は13 小節目から属音ペダル上で変形され(b)冒頭主題を導き、a, b がほぼそのままの形で繰り返される(20 ~38 小節)。B(49 ~100 小節): A とは対照的に嬰へ短調の内省的なアルペッジョの楽想で開始される(c)。続く65小節目からのセクションは舟歌風の様式に転じ(d)、c のモチーフが短く回帰(c’, 90 ~94 小節)した後に減七の和音を挟んでA’が導かれる。A’(101 ~147 小節):a, b が再現した後、冒頭3 小節を省略したa の断片がコーダの開始を告げる(120 小節目)。5小節目で聴かれたオクターヴの動機は、今度は穏やかな性格に姿を変え、136 小節目からは再び活気を取り戻し冒頭主題に基づいて軽快に曲を締めくくる。
なお、この第1 番はヘラーの作品の普及に尽力したパリ国立音楽院ピアノ科の2 教授、F. ル・クペ(1811 ~87)とA.-F. マルモンテル(1816 ~98)に連名で献呈されている。
執筆者:
上田 泰史
楽譜
楽譜一覧 (0)
現在楽譜は登録されておりません。