作品概要
解説 (1)
解説 : 大井 和郎
(568 文字)
更新日:2025年5月30日
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解説 : 大井 和郎 (568 文字)
更新日:2025年5月30日
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曲はe-mollですが、G-durに転調します。そして再びe-mollに戻ります。奏者は、この、e-mollとG-durの対比を如何にするか が、この曲の演奏を大きく変えます。
筆者にとっては、e-mollはテンションの高い、厳しい調と感じられますので、例えば、冒頭4小節、e-mollのセクションを割とフォルテで弾き、5〜8小節間、G-durのセクションは、柔らかい音で、カラーを変えます。9〜12小節間、G-durが続きますので、音質は柔らかいままで演奏しますが、12小節目のDisが、e-mollの導音となりますので、このDisに向かうようにします。
そして13〜16小節間、e-mollが戻ってきますので、再びフォルテで冒頭の雰囲気に戻すようにします。
G-durのセクションでは、7小節目のトリルを長めにすることや、10小節目の装飾音等を軽やかに弾くことで、更なるカラーの変化を出す事ができます。
e-mollのセクションでは、メヌエット(舞曲)と言うよりは、ある種の威厳を感じて弾くようにしても良いでしょう。最後2小節は少しテンポを落としても良いでしょう。
執筆者:
大井 和郎
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(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
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(株)東音企画(バスティン)
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