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ヘンデル :リゴードン ト長調

Händel, Georg Friedrich:Rigaudon G-Dur

作品概要

楽曲ID:65116
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:0分35秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (403文字)

更新日:2024年11月18日
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当時、ハープシコードやオルガンでどのように演奏されていたかはさておき、現代のピアノで演奏する場合、生き生きさ、楽しさ、機嫌の良さを表現することが最も大切に感じます。

8分音符2つにスラーがかけられているペアの音符の奏法としては、後ろの音符を短く切り、基本的には後ろの音符に力を入れずに、指を宙に浮かせるように、弱い音で短く切ります。さながらヴァイオリンのボーイングのような感じです。この2つの音符に2回力が入ってしまうと、極端に重たく聞こえます。力は1回で処理するようにします。

9~10小節間辺りは、e-mollに転調するピークポイントと考えられる部分です。e-mollはたった4小節間しかありません。これが終わったあとはまたG-durに戻ります。戻った後は音階の下行形となりますので、最後の4小節手前まで徐々にディミヌエンド。最後の4小節から徐々にクレシェンドをかけでフォルテで生き生きと終わってください。

執筆者: 大井 和郎