バッハ :組曲 ジーグ BWV 996

Bach, Johann Sebastian:Suite Gigue

作品概要

楽曲ID:65083
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:3分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (456文字)

更新日:2024年1月8日
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半音階的進行やナポリの6が2回も出てくるジーグですので、少なくとも大人しい曲ではありません。このジーグはテンポによって激変します。ここからは筆者の個人的な助言となりますが、このジーグは少なくとも 付点4分音符=75 は欲しいところです。

基本的に3声体で書かれていますが、会話のようなやり取り(6小節目や11小節目等)が特徴的です。

強弱の変化も重要です。前半、最高音はソプラノのCで、7小節目1拍目に出てきます。ここを前半のピークとしても構わないのですが、平行調のドミナントで、明るい感じでもありますので、ここ以外を前半のピークとしても良いでしょう。

一方で後半の最高音はやはりソプラノのCになりますが、16小節目2拍目と、18小節目2拍目に出てきます。どちらかと言うと16小節目のCは、下行形シークエンスの始まりのために用意されたものであり、一方で、18小節目のCは、ナポリの6で、長いシークエンスが終わるところに出てきますので、こちらの方がよりドラマティックです。18小節目をピークポイントとして良いと思います。

執筆者: 大井 和郎
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