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バッハ :組曲 アルマンド BWV 996

Bach, Johann Sebastian:Suite Allemande

作品概要

楽曲ID:65079
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:3分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (626文字)

更新日:2024年1月8日
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とても緻密に書かれてあるアルマンドです。バッハは、伸ばして欲しい音符とそうではない音符をハッキリと分けて書いています。12小節目の4拍目には上声部に付点8分音符と16分音符が書かれていますが、11小節目の1拍目と4拍目は、そのリズムを用いず、代わりに8分音符+16分休符+16分音符を書いています。

また和音として伸びてほしい音符には、1小節目1~2拍間の左手のように、最終的に和音となるように、タイを使って音符を伸ばしています。そのような箇所は多く見られます。

故に、このアルマンドを演奏するとき、過剰にペダルを用いないようにして下さい。そして書かれてある音価を忠実に守ってみてください。声部が指使いが原因で切れてしまうようなところ以外は、ペダルを極力減らしてください。

特に8小節目のような場所にペダルを用いると、これは音階ですので濁りが生じます。また、16小節目の1~2拍間は、e-mollの主和音である、E G Hで書かれてあるため、ここはペダルを用いても良いのですが、3~4拍間のような場所にペダルを用いるとC と Cis がクラッシュして、濁りが生じます。

ペダルを極力減らすことと、細かい声部の独立も目指してみてください。例えば4小節目は3声体ですが、ソプラノは、H D C H E 、アルトは、Fis G H C D C H A G 、で、バスは、G H E H C D Cになります。各声部の音質や音量を異ならせ、声部を独立してみてください。

執筆者: 大井 和郎
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