バッハ :第22番 前奏曲とフーガ 第22番 フーガ BWV 891 変ロ短調

Bach, Johann Sebastian:Prelude und Fuge Nr.22 Fuge Nr.22 b-moll

作品概要

楽曲ID:62223
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:3分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3

楽譜情報:2件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (587文字)

更新日:2023年9月14日
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単純に、先に進めば進む程テンションが上がっていくフーガとお考え下さい。これはバッハの曲では珍しいことでは無いのですが、インヴァージョンを使った技法は本当に目から鱗ものです。

曲の最初は、テーマがオリジナルで来ます。1小節目から4小節目の2拍目までとします。そこからは通常通り、各声部にテーマが次々に登場します。

30小節目を過ぎてから、今度はオリジナルのテーマがストレッタで登場します。33小節目、ソプラノ1拍目からと、バス2拍目からのストレッタです。

52小節目からは今度は、テーマのインヴァージョンが登場します。テーマに鏡を立てて見たような、テーマが逆さまになるヴァージョンです。67小節目からはこのインヴァージョンのストレッタが起きます。67小節目は、ソプラノ2拍目からと、テノール1拍目からのストレッタになります。

そして80小節目に至っては、今度はオリジナルとインヴァージョンのテーマがストレッタになります。80小節目ソプラノ1拍目と、2拍目テノールです。この辺りになるとかなりテンションはかなり上がってきます。そしてオリジナルとインヴァージョンのストレッタがもう一回89小節目に起こり(アルトとバス)、最後に96小節目に至っては、4声体が一斉に、オリジナルとインヴァージョンののテーマをストレッタで、ドラマティックにピカルディー終止で終わるという、ものすごいフーガです。

執筆者: 大井 和郎
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