バッハ :第19番 前奏曲とフーガ 第19番 フーガ BWV 888 イ長調

Bach, Johann Sebastian:Prelude und Fuge Nr.19 Fuge Nr.19 A-Dur

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (858文字)

更新日:2019年1月9日
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【フーガ】

正直申し上げますと、筆者が感じるバッハの平均律で最も難しい曲は何を隠そう実はこのA-durです。筆者の弟子は問題なく弾きますが、筆者には相当辛い曲でした。このフーガもとても弾きづらいです。尤も筆者の場合テンポはかなり速くなりますのでそれも一因かと思います。  このフーガは他のフーガと同様、ペダルは極力避けて下さい。速い6分音符の濁りを避けるためです。ペダルが必要になる箇所は主に付点8分+16分のリズムが来る場所です。5小節目や20小節目、23-24小節間などがそのリズムが来る箇所になります。目的としては、付点8分音符を次の16分音符まで伸ばす事にあります。

23小節目を例に取ります。3-4拍間、ソプラノとバス両方にそのリズムが来ます。本来は指で付点8分音符を押さえ、そのまま16分音符まで繋げれば良いだけの話なのですが、内声が入ってくるとそれが大変困難になります。そこで例えば23小節目3拍目の裏拍辺りからペダルを一瞬だけ入れて次の16分に繋ぐようにします。以降、その繰り返しになります。勿論付点8分だけではなく、その他の音符を繋ぐためにも一瞬のペダルを入れる箇所がいくつかあります。25小節目1拍目、バスの8分音符Eを8分音符分伸ばすためにペダルを使います。左手はEを弾いた後すぐにアルトを弾かなければならないからです。

その他の提案を書いておきます。

6小節目、右手は16分音符しか弾かず、その他の音は全て左手で取ると楽です。例外が4拍目裏拍のアルトであるHの音で、これだけは右手で取ります。5小節目、4拍目の裏拍にある、16分音符のAとFis両方とも左手で取り、そのまま6小節目に入ります。

24小節目、4拍目、アルトの16分音符、H Fis Gis A は右手で、2111あるいは、2121という指使いにすると良いです。くれぐれもソプラノのFisを離さないようにしてください。  29小節目、2拍目、アルトの16分音符で、E D Cis H の D Cis H は左手で取ると良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎

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