バッハ : 第16番 前奏曲とフーガ 第16番 フーガ BWV 885 ト短調
Bach, Johann Sebastian : Prelude und Fuge Nr.16 Fuge Nr.16 g-moll
作品概要
楽曲ID:62217
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3
楽譜情報:2件解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(466 文字)
更新日:2023年9月20日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (466 文字)
更新日:2023年9月20日
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仮にこのフーガのテンポを決めるのに2つの考えがあるとします。1つは、パイプオルガンで、4分音符=58位で、ゆっくり、厳かに演奏する方法です。このテンポで進んだ場合、テーマの8分音符が6つ並ぶ部分はレガートまたはテヌートで繋ぐ方が自然だと思います。
もう1つの考え方としては、4分音符=110位で進ませる方法です。このテンポで進んだ場合、テーマの8分音符が6つ並ぶ部分はスタッカートを用いる方が自然だと思います。
どちらの考え方も間違ってはいないのですが、テーマが5小節間に渡る、長い部類に入るテーマであること、20小節目のテノールのテーマのように、テーマの始まりが2拍目から始まり、他の声部に埋もれやすいこと(テーマを際立たせることが難しいこと)、等を鑑みますと、このフーガはテンポを速く弾いた方が、格段にわかりやすく、弾きやすく、聴きやすい事が解ると思います。
59小節目から始まるダブルの(3度の)声部の進行も、テンポが遅いと重たくなりがちです。
最終的には奏者が判断することではありますが、筆者であれば速く弾くテンポの方を推奨します。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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ドレミ・クラヴィア・アルバム バッハ平均律クラヴィーア曲集第2巻
(株)ドレミ楽譜出版社
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