バッハ : 第18番 前奏曲とフーガ 第18番 前奏曲 BWV 887 嬰ト短調
Bach, Johann Sebastian : Prelude und Fuge Nr.18 Prelude Nr.18 gis-moll
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
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楽譜情報:2件解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(501 文字)
更新日:2023年9月20日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (501 文字)
このプレリュードはテンポによって雰囲気が全く変わります。どのテンポを選ぶかは吟味したいところです。筆者の理想を述べさせて頂きますと、4分音符=100は欲しいところです。このテンポに設定すると、左手の伴奏形アルペジオ(例 2小節目)などが重たくなる事もありません。
流暢に軽快に進む事が可能になります。
逆に設定して欲しくないテンポは、4分音符=60位のテンポで、このテンポに設定すると、まず重々しさを感じます。左手の伴奏形アルペジオは、1の指が連打音になる為、更に重くなります。
そして音がクラッシュする瞬間が長くなります。2小節目2拍目の右手は、GisとHが書かれています。これが8分音符1個分の長さで伸びます。ところがこの時、左手の2拍目はFのダブルシャープが書かれており、これが、右手のgisとクラッシュします。
書かれている音なのでクラッシュはしかたないのですが、あまりにもテンポが遅いと、このクラッシュの時間が長くなり、奇異な響きになります。テンポは遅くしないことです。
その他、この曲は版によって音が違うのかもしれませんが、23小節目のような場所は、くれぐれも読み間違いのないように気をつけて下さい。
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(株)ドレミ楽譜出版社

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