ホーム > ヤマハ > 新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2 > かわいいおんがくか(ドイツ民謡)

ヤマハ :新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2 かわいいおんがくか(ドイツ民謡)

yamaha music foundation & yamaha music media corporation:*in preparation* *in preparation*

作品概要

楽曲ID:57087
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:教則本
総演奏時間:0分25秒
ピティナ・コンペ課題曲2024:A2級級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:導入3 基礎1 基礎2

楽譜情報:1件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (570文字)

更新日:2024年5月14日
[開く]

まずはしっかりした音で、リズムやテンポに狂いが無く弾けるようになったら、少しずつ曲を作っていきましょう。

1 バランスに関して

基本的にメロディーラインは右手の上声部にあります。左手の音量を落として弾いて下さい。しかし、フォルテの練習無しでの左手の制御は、音抜けや、芯のある音が出せない、あるいは、ムラが生じる現象に繋がりますので、まずはフォルテでしっかりと全ての音を出せるようになってから、左手の音量を落とします。特に、左手の5の指がかすれないように、指の形を正しく、しっかり打伴できるようにして下さい。

2 強弱に関して

この曲はフレーズの繰り返しが多い曲です。2回同じ事をしないこと。同じ事が2回起きた場合、強弱の変化を付けてみて下さい。

3 フレーズの終わりの音に関して

フレーズの終わりの音は決してアクセントを付けないように、弱く弾いて下さい。

4 3度のバランスに関して

これはとても高度なテクニックになります。9~12小節間、右手の3度は、上の方の音を出して、下の方の内声を控えるようにすると綺麗な3度が出せます。内声は親指と思われます。親指は最も強い指なので、そのまま弾いてしまうと親指の方が鳴ってしまい、バランスが悪くなります。

親指を浮かすようにして、上声部(恐らく3の指)を強く打伴出来るように鍛え、重心を3の指にかけててみてください。

執筆者: 大井 和郎

楽譜

楽譜一覧 (1)