曲をいくつかに分割してみましょう。例えば40小節目で1つのセクションのくくりとします。基本的に、新たにテーマ(主題)が現れる手前が、そのセクションの終わりと見なして良いでしょう。この例の場合、41~45小節間はセクションとセクションを繋ぐ間奏のような部分と考えます。
この、1~40小節間を更に2つに分割すると、1~19小節間、20~40小節間に分けられます(勿論これ以外の分け方も多くあります)。更に、この1~19小節間を2つに分けると、1~7小節間、8~19小節間に分けることが出来ます。
1~7小節間で、最もテンションの高いところはどこだとお感じになりますか?人によって意見も様々と思いますが、筆者であれば4小節目と思っています。そして、8~19小節間において、もっともテンションの高いところは、筆者であれば15小節目と思っております。故に、最初は4小節目に、次に15小節目に向かって方向性を付けて進むようにします。
次に、1~7小節間と8~19小節間ではどちらの方がテンションがより高いでしょうか?筆者であれば、8~19小節間の方がテンションが高い気がします。そしてさらに、29小節目は、15小節目よりも和音を考えたとき、より一層テンションが高まりますね?
このような分け方で、方向性を定めて曲を完成させて下さい。