軽快に速く楽しく進んでいくプレスティッシモです。特筆すべき注意点は特にはないのですが、演奏次第で洗練された演奏になります。基本的に4声で進みますが、まずは右手のソプラノとアルトの区別を付けることです。例えば7小節目以降、ソプラノとアルトがト音記号で入れ替わりに16分音符を演奏しますが、この時ソプラノとアルトの音量をはっきりと分け、2声に聴かせることを是非行って下さい。

24~27小節間のような、バスが順次進行で上行していくシークエンスは何度か出てきます。テンションの高まるところですので、mp辺りから徐々にクレシェンドをかけてください。

もう一方で、41~44小節間のように、上行下行はせず、2度で上下運動を繰り返すパターンもあります。この場合、この4小節間内で強弱の変化はあまり付けませんが、41~44小節間、46~49小節間、51~54小節間、61~64小節間、この近辺で合計4つの同じパターンが登場しますので、1つ1つ、音質や音量を異ならせるようにします。