アプシル :リズムの表現 子守歌 Op.108-22

Absil, Jean:Du rythme à l'expression Berceuse Op.108-22

作品概要

楽曲ID:49718
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
著作権:保護期間中

解説 (1)

解説 : 杉浦 菜々子 (308文字)

更新日:2024年8月7日
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タイトルの下に“Travail des sonorités”「響きを扱う」とこの曲の課題が書かれています。冒頭4小節の左手の半音の動きは、眠気を誘うようなppで、徐々に開放感のある5小節目に向かいましょう。5小節から、右手は長い音価で作られる大きな揺れ、左手は短い8分音符で作られる小さな揺れのリズムで書かれており、揺れ方の振り幅が異なります。共に、柔らかい音のレガートで演奏しましょう。左右共に、半音が多用されており、合わさってできる響きは、睡眠前の微睡のようです。ドライな音になってしまわないよう、柔らかいタッチを意識し、フィンガーペダルやダンパーペダルも駆使して、眠りへ誘う音楽になるよう工夫してみてください。

執筆者: 杉浦 菜々子
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