パルムグレン :24の前奏曲 第21番 ウン ポコ モッソ Op.17-21
Palmgren, Selim:24 Preludia Un poco mosso Op.17-21
解説 : 渡邊 真里子 (239文字)
左手は(f-es-d-es, f-es-d-g)のオスティナートでバスラインを形成し、内声は三連符で絡む。右手はasとesが持続音となり淡々と進む。24小節でバスのリズムに変化を生ずる。27小節より右手で持続音がシンコペーションでリピートされる。簡素な書法であり、全体的に静かな動きで陽炎を想起させる。