パルムグレン :24の前奏曲 サラバンド Op.17-6
Palmgren, Selim:24 Preludia "Sarabande" Op.17-6
解説 : 渡邊 真里子 (259文字)
パルムグレンはサラバンド、ミュゼット、ポロネーズ、メヌエット、タランテラ、ポルスカと生涯に渡り舞曲を何作か書いている。Op . 17-6は舞曲の中でも初期に書かれた作品である。ポリフォニックな書法であり、静寂に旋律が流れる。A—B—A—coda、主題は哀愁を帯びている。非和声音を多用し、内声に半音階を使用して、曖昧な雰囲気を醸し出している。