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モーツァルト :6つのウィーン ソナチネ 第1番(カウアーによるピアノ・ソロ編) 第1番 第1楽章 アレグロ ブリレンテ ハ長調

Mozart, Wolfgang Amadeus:6 Wiener Sonatinen No.1 No.1 Mov.1 C-Dur

作品概要

楽曲ID:47245
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (511文字)

更新日:2025年5月30日
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まず覚えておかなければならないこととして、この曲は歌劇や歌の要素では無く、器楽が背景にあると考えます。よって、まず奏者はどうしても、モーツアルトのオーケストラを聴くことが必須の課題になります。彼のシンフォニー等、オーケストラの作品を十分聴いて下さい。そしてそれをこの曲のようにピアノ曲に置き換えたとき、オーケストラをイメージして、先生と相談して、楽器を振り分けてみましょう。そうすると、音数が多いから音量も大きいとは必ずしも限らない事も判ってきますし、どこがtuttiの部分で、何処がソロの部分であるかも判ってきます。

例えば展開部、3940小節間の音数よりも、4142小節間の音数の方が多いのですが、3940小節間はtuttiである事が判りますし、4142小節間は、小編成のグループであることが判ります。

曲全体のムードは極めて楽天的で、オペラの序曲のようなムードを持っています。決して重たくなる事の無いように、軽快に、楽しく弾いて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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