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小栗 克裕 :レマン湖のほとりで Op.39a

Oguri, Katsuhiro:Au bord du Lac Leman Op.39a

作品概要

楽曲ID:4667
作曲年:1986年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:3分30秒
※特記事項:初演:1986年8月20日(Pierre Verrey宅)

解説 (1)

執筆者 : 小栗 克裕 (449文字)

更新日:2010年1月1日
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「レマン湖のほとりで」( " Au bord du Lac Leman ")は、1986年8月、スイス、ジュネーブ音楽院での夏期短期セミナーにて、伴奏法のレッスン(講師は世界的な伴奏ピアニストのダルトン・ボールドウィン)を受講した際のつかの間の休日に、レマン湖畔にてスケッチし作曲した曲です。すでに秋の気配の漂う人気(ひとけ)の全くない湖畔は、今まで体験したことのない、なんとも言葉で表しようがない神秘的な世界でした。

この曲は帰国してまもなく、交響的幻想曲「ゼピュロス」(弦楽合奏による)として、15分ほどの作品として完成し(東京フィルや仙台フィルなどにより演奏)、2000年にはバイオリンとピアノのための「詩曲」として編曲、演奏されました。このように17年間、単なるスケッチ的に扱われていた「レマン湖のほとりで」でしたが、今年に入って作曲した6曲のピアノのための組曲「水の彩る風景」の5曲目「霧の中にたたずむ湖」として生まれ変わりました。多くのピアニストに愛される作品となることを願っております。

執筆者: 小栗 克裕

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