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ヘンデル :6つのフーガ 第2番 フーガ HWV 606 ト長調

Händel, Georg Friedrich:6 Fugen Fugue G-Dur HWV 606

作品概要

楽曲ID:44960
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:フーガ
総演奏時間:4分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (451文字)

更新日:2024年11月18日
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114小節目から始まる、バスを見る限りでは、これはオルガンのために書かれたのではないかと思ってしまうほど、全音符がタイで6小節間も伸ばされ続けています。

この曲をピアノで弾くにあたって、多くのオプションが考えられることは考えられるのですが、この曲には極端に連打が多く書かれていて、この「同じ音の連打」というのは、ピアノ演奏に於いて細心の注意を払わなければなりません。「同じ音の連打」というのは、耳障りな音になりやすい要素を持っているからです。

筆者もピアノで弾いてみまして、色々試したのですが、筆者個人的な好みで結論づけてしまうと、割と軽快な速いテンポで、8分音符の連打はスタッカートで、4分音符4つもスタッカート、あるいはセミスタッカートで軽めに弾くことで、耳障りな音を避ける事が出来ました。

テーマは、1小節目冒頭から、5小節目の1拍目表拍のGまでとします。このテーマは断片になったり、形を変えて出てきます。

このフーガはピアノで弾く限りは、重たさを伴いやすいフーガですので、軽快に弾くことをお勧めします。

執筆者: 大井 和郎
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